emacs終了時の注意


●emacsでは,ファイルの保存は C-x C-s,emacsの終了は C-x C-c であった。
 ところで,ファイル内容を変更して,ファイル内容を保存しなままemacsを
 終了しようとすると,emacsは親切にも警告を出して,ファイルの保存を促
 してくれる。ここでは,その過程と対処を見てみよう。
 
  1. まずは,emacsを起動して,先ほど作成したファイル gairon.txt を読み込んでみよう。
    ktermを起動して次のように入力する。

     % emacs gairon.txt &

    そして,内容に適当に変更を加えよう。たとえば,分の末尾に下図のように
    「東京情報大学には学科が4つあります。」という一文を加えてみる。



    そして,C-x C-c でemacsを終了してみよう。すると,下図のように一番下の行に
     Save file (中略) gairon.txt ? ( y, n, !, ., q, C-r or C-h)
    と表示される。


  2. これは,「このファイル gairon.txtを保存しますか?」と聞いているのである。
    ここで,yキー (YESの意味)を押すと,ファイルを保存した上でemacsは終了す
    。しかし,場合によっては変更した内容を保存したくないこともある。次に
    変更内容を保存せずに終了する方法を説明する。

  3. 変更内容を保存したく無い場合は,上図の状態で nキー(NOの意味)を押す。すると,
    下図のように,
     Modified buffers exist; exit anyway? (yes or no)
    と表示される。これは,「内容を変更しているファイルがあるが,本当にemacsを終了するか?」
    と聞いているのである。

    ここで,本当にそのまま終了したければ,下図のように,yesと入力して
    リターンキーを押せばemacsはそのまま終了する


    一方,下図のように,noと入力すると,emacsの終了をキャンセルして,
    編集作業を続けることが出来る



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