rmdirによるディレクトリ削除

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●次に，ディレクトリの削除方法を学習する。ディレクトリの削除には
　rmdirコマンドを使用する。
　

1. 現状確認
   
   引き続き，~/gaironunix2 ディレクトリの中で作業を行う。現在，~/gaironunix2 ディレクトリ
   には，animalディレクトリ，vehicleディレクトリがある(下図)。
   
   
   
   
2. rmdirコマンドによるディレクトリの削除
   
   ここで， ~/gaironunix2/animal ディレクトリを削除してみよう(下図)。
   
   
   ディレクトリを削除するには rmdir コマンドを使用する。rmdirは，remove directoryの略である。
   使い方は，
   
   　% rmdir 削除したいディレクトリ名
   
   とする。
   
   では，実際にanimalディレクトリを削除してみよう(下図)。
   
   すると，
   　rmdir: 'animal':「ディレクトリは空ではありません」
   といって怒られてしまった。このとき，ディレクトリの削除は失敗している
   (animalディレクトリは削除されずに残っている)。
   
   実は，ディレクトリの中身が空でないと，ディレクトリを削除できないのである。
   これは，うっかり多量の大事なファイルを削除してしまわないようにする安全対策
   なのである。
   
   では，animalディレクトリの中身を削除しておこう。ワイルドカードを使って，
   animal内のファイルをすべて削除する。ここでは，ファイルの削除を行うので，
   慎重にことを進めよう。まず，カレントディレクトリが，~/gaironunix2 である
   ことを再確認する。
   
   

   もし，カレントディレクトリが ~/gaironunix2 でなければ，以下のように ~/gaironunix2 ディレクトリに確実に移動すること。 まず， 　% cd として，ホームディレクトリに確実に移動する。続いて， 　% cd gaironunix2 として，確実に ~/gaironunix2 ディレクトリに移動する。 　% pwd として，カレントディレクトリが ~/gaironunix2 ディレクトリであることを確認すること。

   
   カレントディレクトリが，~/gaironunix2 であったなら，さらに
   　% cd animal
   として，animalディレクトリに移動して，
   　% rm *
   とコマンドを実行する(下図)。
   すべてのファイルについて，yを入力して削除を実行する。
   
   削除後，lsコマンドで何もanimalの中に残っていないことを確認しよう(下図)。なお，./と../
   は，既に習ったように，それぞれカレントディレクトリ(animal)と，その親ディレクトリ(gaironunix2)
   のことなので，注意。
   
   現時点で，関係ファイルの位置関係は下図のようになっている。
   
   
   ようやくanimalディレクトリの中身が空になったので，
   　% cd ..
   で親ディレクトリであるgaironunix2に戻ってから，
   　% rmdir animal
   として，animalディレクトリを削除しよう(下図)。
   ls -al で確認すると，確かにanimalディレクトリが無くなっていることが分かる(上図)。
   
   現時点での関係ファイルの位置関係は，以下のようになっている。
   
   
   
   ◆続いて，ディレクトリをまるごと複製する方法を学習する。以下のリンクをクリックして次へ進め。
   
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