sortコマンドに続いて,uniqというコマンドを学習する。sortの学習で用意した env03list.txt
というファイルを教材として使用する。
(もし,env03list.txtを消去してしまっていたら,もう一度2003gaironディレクトリに移動して,
env03list.tar.gz
をクリックして2003gaironディレクトリの中にダウンロード・保存し,いつものとおり,
% tar zxvf env03list.tar.gz
として再度解凍しておくこと。)
さて,uniqというコマンドはどのような処理を行うのだろうか。ためにしに,このuniq
コマンドで,env03list.txtを処理したらどうなるか見てみよう。その前に,env03list.txt
の内容を確認しておく。env03list.txtの内容は,下図のように,2009年の環境情報学科
の学生のIDが11個ならんでいるというものである。同じIDがいくつか混じっている。
・e09038toは,1行目と2行目に登場する
・e09104htは,3行目と5行目に登場する
・e09080ysは,6行目,7行目,10行目に登場する
ことを確認せよ。
さて,次のようにコマンドを実行して,uniqコマンドでこの env03list.txt を処理してみよう。
% uniq env03list.txt
すると,結果は次の図の後半のようになる。
この処理結果と元のenv03list.txtの内容を比較すると,隣り合った同じ内容の
行が1行にまとめられていることがわかる(下図)。env03list.txtで,2行目と3
行目にあった e09038to が1行にまとめられているし,6行目と7行目に並んで
いた e09080ys が1行にまとめられている。
ただし,同じ内容の行でも,隣り合っていなければ1行にまとめられることはない。
たとえば,上図の例では,env03list.txt の6行目,7行目,10行目は e09080ys
だが,まとめられたのは6行目と7行目のものだけで,10行目にあった e09080ys
はそのまま残っている。
このように,uniqコマンドは,隣り合った同じ内容の複数行を1行にまとめるので
ある。使い方は,次のようにする。
% uniq ファイル名
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