引き続き,gaironunix2ディレクトリの中で作業を行う。現在,gaironunix2ディレクトリ
には,vehicleディレクトリとvehicle2ディレクトリがある。
ディレクトリの削除には,rmdirを使うが,中身を空にしてからでないと実行できなかった。
しかし,rmコマンドに -R という指定をつけて
% rm -R ディレクトリ名
とすると,ディレクトリの中身を消してからディレクトリも消してくれる。たとえば,
% rm -R vehicle
として,vehicleディレクトリを削除してみよう(下図)。
すると,下図のようにvehicleディレクトリの中身を消していって,最後にvehicleディレクトリ自体を
消してくれる。
そこで,便利な方法を紹介しよう。まず,準備としてvehicle2の複製,vehicle3を作成する(下図)。
次に,vehicle2の中に入って,
%rm -f *
というコマンドを実行する。(下図)。
すると,確認無しにファイルを削除してくれる(下図)。
このあと,
% cd ..
として,親ディレクトリ(gaironunix2)に戻って,
% rmdir vehicle2
として,vehicle2ディレクトリを消しておくこと。
実は, -f という指定は,確認無く強制(forced)的に削除するという指定なのである。このf指定と
R指定を組み合わせて,
% rm -Rf 削除したいディレクトリ名
とすることで,強制的にディレクトリを削除してくれるのである。ただし,確認無しに削除されるので
本当に削除して良いかよく確認した上で,慎重に実行すること。
では,vehicle3ディレクトリを削除してみよう。gaironunix2ディレクトリの中で
% rm -Rf vehicle3
と実行する(下図)。
すると,次のように実行され,vehicle3が削除される。