インクルード命令

  最初はList 0.1にも登場した#include命令(インクルード命令)です。

プリプロセッサは,このプリプロセッサ行を削除し,かわりに指定されたファイルをその部分に読み込みます。
これを“インクルードする”などと言います。

読み込まれた部分にプリプロセッサ命令があれば,プリプロセッサは更に加工を行います(Fig.0.31)。



<>でファイル名をくくると,C言語に標準で備わっているファイル群から対象のファイルを見つけて読み込みます。
""でくくると,標準のファイル群が置かれているところとは別の場所(例えばコンパイル中のソースファイルと同じ場所など)
  にあるファイル群から対象のファイルを探して読み込みます(Fig.032)。


つまり,

#include <stdio.h>

とは,”このインクルード 命令の場所に「stdio.h」の内容を読み込みなさい”という意味なのです。