VisualStudioの使い方

3.ウインドウに部品を設置する

(5) メッセージを表示する部品Labelを設置する
 では,ウインドウに部品を設置してみよう。ウインドウに載せることの出来る部品はボタンやグラフィックデータなど
いろいろあるが,ここではメッセージ(文字列)を表示する部品であるラベル(Label)を設置してみよう。ウインドウに置け
る部品を選ぶには,「ツールボックスウインドウ」を開く。ツールボックスウインドウは,アイコン(下図右上赤丸)をク
リックするか,左右の端いずれかにある縦長の「ツールボックス」というタブ(下図の例では右端にある)の上にマウスカー
ソルを載せる。なお,ツールボックス(tool box)とは,"道具箱"という意味である。

以下が,ツールボックスを開いた様子である。

開いたツールボックスの中から Label を選んでクリックしよう。そうすると,マウスカーソルが十字つきの特別な状態になる。
その状態で,中央のForm1ウインドウの上(どこでもよい)でクリックしてみよう。

すると,下図のようにラベルという部品がウインドウ上に新たに配置される。このラベルの名称はLabel1で,表示
されているメッセージの内容も"Label1"になっている。

さて,ラベルLbel1に表示されているメッセージを変更してみよう。ラベルLabel1をクリックして選択状態にして
プロパティウインドウを開き,Text属性を探してその値を変更する。ここでは,"Hello!"としてみる。すると,
下図のようにラベル内のメッセージ内容が Hello! に変わる。


次に,ラベルLabel1内に表示されている文字の字体(フォント)を変えてみよう。ラベルLabel1をクリックして
選択状態にしてプロパティウインドウを開き,Fontプロパティの値欄をクリックすると赤丸内のようなアイコン
が表示されるので,クリックしてみよう。


すると,次のようにフォント設定ウインドウが開くので,好きな字体とスタイル・サイズを選択してOKボタンを押してみよう。


すると,下図のようにラベルLabel1のフォントが変更される。

次に,ラベルLabel1の背景色を変更してみよう。属性はここでもBackColorである。下図では,背景色を黄色に設定した。


次は,ラベルLabel1の文字の色を変更してみる。文字色を表す属性はForeColorである。下図の例では青系の色にしてみた。


次に,ラベルLabel1のサイズを変更してみよう。通常,ラベルはメッセージの内容によって自動でサイズが調整されている。
これは,属性のAutoSizeがオン(True)になっていることで確認できる。


このAutoSize属性の値をFalseにすることで,ラベルのサイズを自由に変更できるようになる(下図)。


AutoSize属性の値をFalseにしたら,ラベルLabel1のサイズを自由にいじってみよう。


もちろん,プロパティウインドウでSize属性を変更することでもウインドウのサイズを変更できる。下図の例では,横260(ピクセル),
縦89(ピクセル)にサイズを変更している。


さて,大きくしたラベルの中に,現状では左上にメッセージが表示されている。ここで,メッセージをラベルの中央に
表示するように変更してみよう。ラベル内のメッセージの表示場所は,TextAlign(テキストアライン)という属性で変更
できる。TextAlign属性の値欄をクリックすると下向き三角▼が出てくるので,それをクリックすると格子状のウインド
ウがでるので,ここでは中央部分を選んでみよう(下図)。


すると,下図のようにラベル内のメッセージが中央に表示されるようになる。これは,TextAlign属性の値をMiddleCenterに
設定したことになる。


では,すきにラベルを増やすなどして,挨拶状をデザインしてみよう。以下は作例である。


では,次にいよいよこのプログラムを動かしてみよう。


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