・文科省の省令で定められている大学設置基準では,学生が予習・復習に相当の時間をかけることを前提に
到達目標をさだめて授業を行うように規定されています。
・大学設置基準から抜粋
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1.5 × 15 = 22.5時間 (90時間の1/4に過ぎません)
の学習になります。90 - 22.5 = 67.5 時間は授業外の時間(予習・復習)となり,
仮に予習と復習に同じ時間だけ割くとすると,(67.5/2) / 22.5 = 1.5 ですから
1コマの授業につき,1.5コマ分の予習,1.5コマ分の復習を「必要とする」
ほどに,授業の到達目標は「高い」ことになります。(この規定はどこの大学でも同じです)
授業を受ける学生は,これくらいの予習・復習時間を取ることが義務づけられているというわけです。
(こういった所でも同じような話題が出ています。→リンク)
言い方を変えると,「授業に出てるだけで完全に理解できる授業」は,大学の授業としては内容が薄い
良くない授業,ということになります。
実際に,どれぐらいの時間を予習・復習に時間に掛ければよいかは授業によっても変わってきますし,
同じ授業でも回によっても変わってきます。
・予習は次の回の授業内容を一通りこなし,理解できないところを洗い出せるまで
・復習は授業で分からなかった所を理解出来る様にし忘れないようにする。
などが目安となります。
もし,授業の成績が芳しくない場合,大学生としての学修態度として予習・復習,そして復習のた
めのノートなどをとっているか,自己分析してみて下さい。成績の良い学生さんはそういった時間を
割いている場合が殆どです。
なお,演習を中心とする科目は週2コマに設定されており(1年生必修の情報リテラシー等),
週2コマの授業で2単位
となっています。一方,週1コマで設定されている科目(この授業など)はあくまで講義中心の内容
で行うことが前提になっており,
週1コマの授業で2単位
となっています。このように両者は明確に区分けされています。このことから,週1コマのプログラミング
授業は講義中心で,授業内で演習は行うものの,演習中心ではなく,必要であれば復習時に各自演習
するという形が基本的なスタイルになります。
なお, 「プログラミング応用a」「同演習」のような講義科目と演習科目のセット履修科目は,講義科目
が2単位,演習科目が1単位となっています。