さて,ktermからプログラムを起動すると,ktermはそのプログラムが
終了するまで待機して,入力を受け付けなくなることは前述した通りで
ある。
しかし,ktermからプログラムを起動するとき,コマンドの後ろに & を
つけてプログラムを起動すると,そのプログラムはktermと同時並行的に
動作するため,そのプログラムの動作中であってもktermは入力を受け付
けてくれるようになる。
たとえば,次のようにxeyesを起動するときに,後ろに&をつけてみよう。
すると,次のようにxeyesが動作していてもktermに入力できることがわかる。
(下図の例では,xeyesが動作中にcalコマンドを実行してカレンダーを表示し
ている)
このように,&をつけてプログラムを実行するとktermはいつも使用可能
になるので便利である。ただし,calコマンドのようにktermの画面に結果
を表示するプログラムを実行する場合には,&をつけてはいけない。xeyes
やmozillaなどのように,ktermとは別の窓を開いて動作するプログラムを
起動する場合に&をつけると良い。
次に進む