●次に,ファイルのコピー方法を学習する。ファイルのコピーは,
cpコマンドを使用する。
- 現状確認
現在,gaironunix2 ディレクトリの中には,6つのファイルと animal ディレクトリができて
いるはずである(下図)。

ここで,動物の名前がついている3つのファイルのコピー(複製)を,animalディレクトリ
の中に作成することにしょう(下図)。

- cpコマンドによるファイルのコピー
ファイルのコピーには,cpコマンドを使用する。cpとは,copyの略である。
cpコマンドの使い方には2種類有る。
(a)あるファイルをあるディレクトリ内にコピーするには,
% cp ファイル名 コピー先のディレクトリ名
とする。
例えば,dataというディレクトリがあったとすると,
% cp file.txt data
とすると,ファイル file.txt の複製が,dataディレクトリの中に作られる(下図)。

(b) また,あるファイルの内容をファイル名を変えてコピーするには,
% cp ファイル名 コピー先のファイル名
とする。
たとえば,
% cp file.txt file.txt.back
とすると,file.txtというファイルの複製が,file.txt.backというファイル名で作成される(下図)。

- まず,cat.txt を animal ディレクトリ内へコピーする
では,前述した(a)のようにcpコマンドを使って,cat.txt を animal ディレクトリ内へコピーしてみよう(下図)。

コマンドでこれを行うには,下図のようにgaironunix2 ディレクトリ内で
% cp cat.txt animal
とする。
コピーした後,animalディレクトリの中身を調べてみよう。下図のように
% ls -l animal
として,animalディレクトリの中身を見ると,cat.txtファイルの複製がanimalディレクトリ
の中に出来ていることが分かる。
同様に,dog.txtとhorse.txtを,animalディレクトリにコピーしよう(下図)。

コマンドは,gaironunix2ディレクトリの中で
% cp dog.txt animal
% cp horse.txt animal
と実行すればよい(下図)。コピー後,下図のようにlsコマンドで
% ls -l animal
として,コピーが出来ているか確認せよ。
animalディレクトリに,cat.txt,dog.txt,hourse.txt がコピーされているのが分かる。
現時点での関係ファイルの位置関係は,図で表すと下図のようになっている。

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