現在，関係ファイルの位置は，以下のようになっている。
さて，引き続き ~/gaironunix2ディレクトリの中で作業を行う。今度は乗り物の名前の付いた
ファイルを分類するために，vehicle というサブディレクトリを ~/gaironunix2 ディレクトリ
の中に作っておこう。~/gaironunix2 ディレクトリの中で，
% mkdir vehicleとコマンドを実行する(下図)。これで，vehicle サブディレクトリが作成される。
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図で表すと，現時点での関係ファイルの位置は次のようになっている。
新たに作成した vehicle ディレクトリの中に，乗り物の名前の付いた3つのファイルを「移動」する。
ファイルの「移動」と，cpコマンドで行った「複製(コピー)」との違いは，
・ファイルを複製した場合は，元のファイルは元の場所にそのまま残る
・ファイルを移動した場合は，元のファイルは元の場所には残らない
という点である。
ファイルの移動には，mvコマンドを使用する。mvとは，moveの略である。
mvコマンドの使い方には2種類有る。
(a)あるファイルをあるディレクトリ内に移動するには，
% mv ファイル名 移動先のディレクトリ名とする。
例えば，カレントディレクトリに file.txt というファイルと data というディレクトリがあるとすると，
% mv file.txt dataとすれば，カレントディレクトリ内にあるファイルfile.txtは，dataディレクトリ内に移動し，カレント
ディレクトリからは消える(下図)。
(b)また，あるファイルの内容をファイル名を変えて移動するには，
% mv ファイル名 移動先のファイル名とする。
例えば，カレントディレクトリに file.txt というファイルと data というディレクトリがあるとすると，
% mv file.txt file2.txtとすると，移動元のファイルfile.txtは消え，移動先のfile2.txtというファイルが作成される。
この例では，file.txt の名前が file2.txt に変更されたことと同じである。つまりUNIXでは，
% mv ファイル名 新しいファイル名というようにして，mvコマンドを使ってファイルの名前を変更するのである。
では，mvコマンドの(a)の使い方をして，car.txt を vehicle ディレクトリ内へ移動してみよう(下図)。
実行するコマンドは，下図のように ~/gaironunix2 ディレクトリの中で，
% mv car.txt vehicleとする。
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上記のようにmvコマンドを実行したら，car.txtがvehicleディレクトリに移動し，関係ファイル
の位置関係は下図のようになっているはずである。
実際にcar.txtがvehicleディレクトリに移動したか確かめよう。
まず，~/gaironunix2 ディレクトリでlsコマンドを実行してみる。すると，次図のように，
~/gaironunix2 ディレクトリから，car.txtファイルが姿を消していることが分かる。
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次に，vehicleディレクトリの中身を確認してみよう。lsコマンドを使って
% ls -l vehicleとすると，次のように表示されて，vehicleディレクトリの中に確かにcar.txt
が移動していることが分かる。
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同様に，motorbike.txt と bicycle.txt も vehicle ディレクトリ内へ移動する(下図)。
では，実際に motorbike.txt と bicycle.txt を vehicle ディレクトリ内に移動してみよう。
gaironunix2 ディレクトリの中で，
% mv motorbike.txt vehicle% mv bicycle.txt vehicleとする。ファイル移動後，lsコマンドでファイルの移動を確認すること(下図)。
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現状では，関係ファイルの位置関係は下図のようになっている。
◆続いて，ファイルを削除するrmコマンドを学習する。以下のリンクをクリックして次へ進め。
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