rmによるファイルの削除


●次に,ファイルの削除方法を学習する。ファイルの削除には,rmコマンドを
 使用する。
 

  1. 現状確認

    引き続き,~/gaironunix2ディレクトリの中で作業を行う。現在,~/gaironunix2ディレクトリには,
    動物の名前が付いたファイルが3つ,animalディレクトリ,vehicleディレクトリがある(下図)。



  2. rmコマンドによるファイル削除

    ここで,~/gaironunix2 ディレクトリに残っている3つの動物ファイル( cat.txt, dog.txt, horse.txt )
    を削除しよう。

    ファイルの削除を行うには,rmコマンドを使用する。rmは,「削除」という意味のremoveの略で
    ある。rmコマンドは

     % rm 削除したいファイル名

    とすることで,ファイルを削除できる。

    では,まず ~/gaironunix2 ディレクトリに残っている cat.txt ファイルを削除しよう(下図)。


    では,実際に ~/gaironunix2/cat.txt ファイルを削除してみよう。~/gaironunix2 ディレクトリ内で
    下図のように
     % rm cat.txt
    とする。

    すると,上図の最後の部分のように
     rm: remove 'cat.txt'?
    と聞かれる。これは大事なファイルをうっかり削除しないように確認しているのである。
    システムの設定の仕方によってはこの確認をしてくれない場合もある(大学推奨ノートPCでは確認されない)。
    ここで,yキーを入力するとファイルは削除され,nキーを入力すると削除はキャンセルされる
    ここでは,下図のようにyキーを入力して,削除を実行する。
    これで,~/gaironunix2/cat.txt が削除された。

    同様に,dog.txt と horse.txt も削除しよう(下図)。


    実際に,~/gaironunix2 ディレクトリの中の dog.txt と horse.txt を削除するには,
    ~/gaironunix2 ディレクトリの中で,dog.txt と horse.txt のそれぞれに対して,
     % rm dog.txt
     % rm horse.txt
    とコマンドを実行すればよい(下図)。

    これで,~/gaironunix2/dog.txt と ~/gaironunix2/horse.txt も削除された。

    次に,~/gaironunix2ディレクトリの中身を確認してみよう。lsコマンドを使って
     % ls -l
    とすると,下図のように表示されて,~/gaironunix2 ディレクトリにあったcat.txt,
    dog.txt,horse.txtが削除されていることがわかる。今は,~/gaironunix2 ディレ
    クトリには,animalディレクトリとvehicleディレクトリしか残っていない。


    現時点での,関連ファイルの位置関係は,下図のようになっている。



    ◆続いて,ディレクトリ・ファイルの階層構造を表示してくれる tree コマンドを学習する。
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