mvによるファイルの移動


●次に,ファイルの移動を学習する。ファイルの複製の場合は,元のファイル
 を残して複製が作られた。しかし,ファイルの移動は,文字通り「移動」で
 あるので,元のファイルは残らない。ファイルの移動には,mvコマンドを
 使用する。
 

  1. 引き続き,gaironunix2ディレクトリの中で作業を行う。今度は乗り物ファイルを
    分類するために,下図のように vehicleというディレクトリを作っておこう。

    このvehicleディレクトリの中に,乗り物の名前の付いたファイルを「移動」する。

    ファイルの移動には,mvコマンドを使用する。mvとは,moveの略である。

    mvコマンドの使い方には2種類有る。まず,あるファイルをあるディレクトリ内に移動
    するには,

     % mv ファイル名 移動先のディレクトリ名

    とする。また,あるファイルの内容をファイル名を変えて移動するには,

     % mv ファイル名 移動先のファイル名

    とする。後者の方法を使うと,次のようにすることでファイルの名前を変更することが出来る

     % mv ファイル名 新しいファイル名

    では,前者の使い方をして,car.txtをvehicleディレクトリに移動してみよう。下図のように
     % mv car.txt vehicle
    とする。


    mvコマンドを実行したら,実際にcar.txtがvehicleディレクトリに移動したか確かめよう。
    まず,gaironunix2ディレクトリでlsコマンドを実行してみる。すると,次図のように,
    gaironunix2ディレクトリから,car.txtファイルが姿を消していることが分かる。


    次に,vehicleディレクトリの中身を確認してみよう。lsコマンドを使って
     % ls -l vehicle
    とすると,次のように表示されて,vehicleディレクトリの中に確かにcar.txt
    が移動していることが分かる。


    同様に,
     % mv motorbike.txt vehicle
     % mv bicycle.txt vehicle
    として,motorbike.txtとbicycle.txtもvehicleディレクトリに移動しよう。
    ファイル移動後,lsコマンドでファイルの移動を確認すること(下図)。


    ◆続いて,ファイルの削除方法を学習する。以下のリンクをクリックして次へ進め。

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