C言語プログラムの基本書法
●一番簡単なC言語プログラムを例に,C言語の基本知識,主に書き方を説明します。
前節で,一番簡単なC言語プログラムを紹介した(下図)。
#include <stdio.h>
int main( void ) { printf( "hello!\n" ); return 0; }
これは,画面に"hello!"と表示するプログラムであった。"hello!"と表示しているのは,
真ん中あたりにある
printf( "hello!\n" );
という部分である。それ以外の部分は,プログラムの基本的な骨格と言える(下図)。
プログラムは定められた
文法
にしたがって,書かなくてはならない。つまり,自由な形では書くことが
できない。しかし,プログラムの各所に自由な形で説明文(
コメント文
)をつけたいことがある。コメント
文をつけることで,プログラムをわかりやすくすることができる。C言語プログラムでは,/*と*/で囲んだ
部分がコメント文になり(下図),コメント文の内容は自由に書くことができる。(下図)。C言語プログラム
は,前節で話したように,半角英語文字でタイプしなくてはならないが,
コメント文の中には日本語も
書くことができる
。
C言語プログラムで大事なことは,適切な単語や記号が,文法に従った形で並んでいればよい(下図)。
構造を明確にし,正しいプログラムを書くために,まず対応するカッコを先に書くべきである。
実際に対応するカッコを先に書く様子をムービーで見る
●したがって,教科書などのソースプログラムを自分でタイプするとき,
1行目から順に書いていくのは愚の骨頂である
! カッコによる構造を
把握して,対応するカッコから書いていくようにすること。
※「プログラムの構造を把握する」するということは,「プログラムの意味を把握できている」ということである。
課題:以下の基本的なプログラムを,
・emacs上で,「対応するカッコを先に書く」というルールを守って10回書く
・手書きで10回書く
手書きで書いた方を提出すること。(
課題の提出方法
)
このプログラムを見ないで書けるようになることが,上達の秘訣である。
なお,手書きでかく場合は,「対応するカッコを先に書く」というルールは守らないでよい
#include <stdio.h>
int main( void ) { printf( "hello!\n" ); return 0; }