プログラミング応用a 第4回『クラス定義の基礎』 

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●クラスの定義方法

クラスは自分で作る(定義する)事ができる。クラスの作り方を下図に示す。


※クラスの名前は,ソースプログラムのファイル名と密接に関係しています。忘れた人は再確認しておきましょう
※上図の最後に書いてあるように,今回以降,メソッドの定義には, static をつけないのが基本となる。これを非staticメソッドまたはインスタンスメソッドと呼ぶ。
 「なぜ,非staticメソッドが基本となるのか?」,その理由は次回学ぶ。


●非staticメソッドの定義方法について,現時点で知っておけば良いことを下図に示す



これまで登場した「変数」には「フィールド」,「局所変数(ローカル変数)」の2種類(下図)があるので,違いに注意しよう(次回でも再度この点に関して注意を促します)。
 ・フィールド(メソッドの外,つまりクラス直下に宣言され,クラス・オブジェクトの部品として直接埋め込まれている変数。)
 ・局所変数(メソッドの中で宣言されている変数(仮引数を含む)で,メソッドが実行されるつどに生成され利用され消える(変数宣言を実行すると生成され,実行がその変数の有効範囲を越えると消滅する)。メソッドの処理や計算に一時的に用いられる。)


では,プログラムで『人』を表してみよう。たとえば,下図(List 1)のように『人』を表す Person1 という名前のクラスを作ると良い。
ここでは,クラス Person1 のメンバとして
 ・ 『年齢』を表す age フィールド,
 ・ 『性別』を表す gender フィールド,
 ・ 『話す』という処理を表す talk( )メソッド
を用意してみよう。

List 1( ソースプログラムのダウンロード)
ListL601



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